未経験可で選べ!未経験からSEを目指すための転職サイトを比較

    2021.02.05

わたし自身、未経験からSEへの転職活動を行っていましたが、未経験では中々内定をいただけませんでした。

未経験の場合は、とにかく数撃ちゃあたるの精神でいろんな会社を探して受け続けることが大切です。もちろん自分が行きたいと思えるような会社を厳選してくださいね。

世の中に転職サイトはたくさんありますが、それぞれに特色があります。外資系に強い転職サイト、ゲーム業界に強い転職サイト、営業に強い転職サイト、ITに強い転職サイトといった具合です。

さらにIT業界に強い転職サイトの中でも、特色が異なります。

今回は、未経験の求人数が多いものをピックアップして紹介していきます。転職は人生の中でも大きな岐路となる重要なイベントです。多くの求人の中から本当に自分に合った会社を探してください。

未経験可の数で選んだ!SE向けの転職サイトBest5

SEの未経験可の求人数で選んだ転職サイトをランキング形式で紹介していきます。
※2017年7月時点

マイナビ転職

未経験可の求人数 1,339件

転職 = マイナビ くらいの知名度がある転職サイトです。大手がゆえの求人数の多さと、サポート体制が魅力です。

マイナビならではの魅力としては、転職エージェントという転職支援サービスと連動することも可能とうい点ですね。転職エージェントとは、一人での転職活動が不安という人に対して専任の転職コンサルタントが転職活動を支援してくれるサービスになります。

履歴書の添削であったり、自分の強みを企業へPRしてくれたり、給料アップ交渉など、結構いたれりつくせりのサポートがついて無料です。

転職活動するのであれば、マイナビは外せない転職サイトだと思っています。

Green(グリーン)

未経験可の求人数 407件

インターネットで検索をよく行う方なら広告等で目にしたことがある方も多いかもしれません。Greenの特徴としては、ベンチャー系の企業が多いことにあります。

私服でOK、髪型自由、風通しのいい社風。逆にベンチャーがゆえの実力主義的な側面があり、安定志向の方よりは「自分が成長しつつ会社も成長させていきたい!」といった情熱的な人が向いています。

スーツ着て堅苦しく勤務するのが嫌で今風の働き方をしたいならGreenで探すのが良いですね。未経験でもしっかりと育ててくれますし、成長スピードも(ちゃんとついていけたら)型にはまった企業に勤めるよりも成長できる環境にあるはずです。

リクナビNEXT

未経験可の求人数 341件

マイナビと肩を並べる大手転職サイトのリクナビNEXTですが、意外とIT系の求人は少ないです。営業向けの求人が圧倒的に多いですね。ただ、そうは言っても大手求人サイトだけあって、世の中の転職サイトを並べるとしっかりと上位に現れてきます。

やはりマイナビもそうですが、この手の大手の転職サイトは、しっかりとしたカチっとした会社が多い印象でした。規模が大き目の会社がよかったり安定志向の方はマイナビ転職やリクナビNEXTを選ぶといいでしょう。

エン転職

未経験可の求人数 283件

一覧の情報量が充実していることが特徴のエン転職。
CMなどの広告にも力を入れていて有名な転職サイトの1つになりました。求人に関してはIT系が豊富にある印象です。

一覧画面を眺めるだけである程度の企業選びができるような作りになっているので、ササッと眺めてみるといいかと思います。

rank5_a ワークポート

未経験可の求人数 193件

転職サイトというよりは、転職エージェントとして有名なワークポート。転職エージェントとは無料の転職支援サービスです。実はわたしはここの転職エージェントでSE転職を決めました。
管理人のワークポートに行ってきた感想

表向きに求人数としては、他の会社に負けていますが、転職エージェントに登録すると非公開求人と言われている世の中の転職サイトに出回っていないような求人を見ることができるようになります。実は転職サイトなどで見ることのできる求人は2割程度に過ぎず、残り8割は転職エージェントなどに登録しないと見ることができない仕組みになっています(不動産業界などと構造が似ていますね。)

ワークポートの転職サイトを利用するのであれば、転職エージェントとして活用することをおすすめします。

未経験可の求人を選ぶ上で気をつけるポイント

未経験可の求人を探す上で注意すべきポイントを紹介します。一方間違えると、とんでもないブラック会社に勤めることになりかねません。

年齢制限が高すぎる

ブラックの特徴は人を選ばないところがあります。未経験の人を募集するにも関わらず、例えば50歳でもOKといったような会社は選ばないほうがいいでしょう。

未経験からSEのような専門的な技術職では、戦力として使えるようになるまでに5年くらいは見込んでおく必要があります。企業の本音としては若ければ若い人を雇いたいところですが、それでも人が足りずに集まらないというところがあるのがブラック企業です。

誰でもいいから人を集めたいような雰囲気がある会社はやめておきましょう。

大量募集している

最近ではあまり見かけなくなりましたが、過去には結構多くありました。ブラック企業は入れ替わりが激しくいつも人手が足りていない状況です。ですので、未経験でもなんでもとにかく人を入れたいということで「大量募集!」という言葉で何も知らない未経験者を呼び込もうとしてきます。

「自分でも入れそう!」と思ってしまいがちですが、こういう会社は危険な香りがするので、求人票の内容をよく見た方がいいでしょう。

みなし残業が多すぎる

みなし残業とは、基本給の中に含まれる残業時間のことです。例えば、みなし残業が20時間の場合は、月に20時間くらいは残業するであろうことを見越して残業代が含まれた額が基本給として支給されるわけです。要するに、20時間は残業しても残業代は出ませんという話です。

みなし残業自体はどこの会社でも導入されているごくごく当たり前の制度ですが、この時間が長過ぎると問題です。なぜなら、それくらいの時間は残業することが前提で会社が運営されているからですね。

初めから、定時に帰るということを諦めている会社とも言えますので、みなし残業の項目は注目した方がいいでしょう。

20時間や30時間はよくありますが、40時間以上となるとなぜこの時間に設定したか面接などで聞いた方がいいかもしれません。

客先常駐

できれば避けた方がいいというレベルではあります。客先常駐は勤務形態の一種で、自社のオフィスではなく、派遣のような形式で他社のプロジェクトメンバーの一員となり他社のオフィスで仕事するという働き方です。正社員ではありますが、自社の社員同士で顔を合わせるということはほとんどなく、むしろ派遣先の会社の人と接する機会の方が多いです。

何がデメリットかというと、数年おきにプロジェクト先を転々とするような働き方になるため、接する人がコロコロ変わり、気づかれが半端ないという点ですね。あとは、プロジェクト先の人は仕事仲間でもありますが、仕事をさせてもらっているお客さんでもあるため、先に帰りづらいとか、精神的に疲れる人が多いです。

一方で、いろんなスキルや考え方を吸収できるメリットもあるのですが・・・。

ただ今のSEの現状として、客先常駐の企業が8割です。未経験からSEになる場合は、まずは客先常駐で数年頑張ってスキルを磨いた後にステップアップで自分が望むような環境に転職するのが理想的ですね。

ハローワークより転職サイトがおすすめな理由

求人と言えばハローワークが真っ先に浮かぶかと思います。わたしは絶対にハローワークはおすすめしません。なぜなら、ブラック企業の温床となっているからです。はっきり言ってハローワークで転職しようとしている人はかなりの情弱です。SEへの転職を目指すのであれば自分で調べる力を身に着けておきましょう。

ハローワークに質の悪い企業や求人が集まる理由は、掲載料審査にあります。

転職サイトは企業にもリスクがある

転職サイトに求人を掲載したい場合、企業はお金を払う必要があります。

「〇円払うので掲載してくれませんか?」と転職サイトに申し込む訳ですね。お金を払っている以上は、自社を選んでほしいので魅力的な会社になるように頑張ります。

一方でハローワークは掲載料がかかりません。ゼロ円です。悪い言い方をすると、どんなクソみたいな企業でも登録できるわけです。

有料で登録している企業と無料で登録している企業。それぞれのリスクを考えると、どちらに魅力的な会社が集まるかと考えた時に、どう考えても有料で登録している転職サイトの企業です。

転職サイトはしっかりと内容を審査している

転職サイトは、掲載依頼をしてきた企業の求人内容をチェックした上で掲載しています。社会保障が完備されているか、必要な項目が記載されているかなど、各転職サイトごとに基準は異なりますが、審査の基準としてはハローワークよりも高水準であることは確かです。

ハローワークでの審査は本当に緩くて必要最低限しかありません。ハローワークの求人票を見ただけで仕事内容がイメージや社風をイメージできる人っていないと思います。必須の記載項目が少ないがゆえにとりあえず面接に来た人に対して上手く口でまくし立てて入社させてしまう流れですね。

転職サイトと比べた時に、ハローワークのあんな無機質な求人票は、転職者をバカにしているとしか思えません。

未経験可で本当にSEになれる?

IT業界が全くの未経験の方にとって「未経験可」で給料もそこそこ良い求人は魅力的ですよね。その一方で、本当に自分になれるのか?と不安に思う方もいると思います。経験者の立場から言わせてもらうと、転職すること自体は簡単です。ただし、転職後が大変でした。未経験からSEに転職するにはそれなりの覚悟が必要ということですね。

「未経験からSEに転職してよかった」と思える人の特徴をまとめておきます。

勉強していける

SEという仕事に勉強の終わりはありません。常に向上心を持って行動し、自分の能力を高めるために新しい情報をキャッチして勉強し続けないといけません。未経験の場合は、そもそもの基礎の知識もない状態ですので、まずはSEの仕事の中で当たり前に飛び交う単語の1つ1つから覚えていく必要があります。

最初は訳がわからなかった言葉が徐々に分かっていくのはとても楽しかったです。ただ、会社の研修だけでは足りずに、電車や家でも勉強していました。

SEという専門職では勉強をやめた時点で成長が止まります。好奇心と向上心をもって勉強し続けられる人がSEには向いています。そして、未経験の場合は、そういったSEとしての適性が会社が選ぶ際の何よりの判断基準になります。

1年前や3年前の自分より、確実にスキルアップしている実感が得られる幸せは自分としてはとてもやりがいに感じます。

スキルを身に着けたい

SEは勉強し続ける職業という話をしましたが、それだけ勉強し続けるからこそ、スキルはどんどん向上します。

ステップアップの方向が明確なのもSEの良い点ですね。下流工程 → 上流工程 → プロジェクトマネージャー といった流れが一般的です。

自分のスキルに自身が持てるようになったら会社員を辞めて独立したり、フリーランスのエンジニアとして活躍する人もたくさんいます。それだけ選択肢が開けてくるのも専門性の高いスキルを身に着けていけるSEだからこそのメリットです。

ただ勉強するだけなら苦痛でしかないと思いますが、その苦労は将来の自分のスキルとして定着しますので、全く無駄になりません。

パソコンが好き

一日のたいはんをパソコンの前で生活するようになります。その状況に耐えられるかどうかもポイントの一つです。デスクワークやパソコンの操作が嫌いな人は、やめておいたほうがいいかもしれません。

今は苦手でも得意にしていく!という決意のある人はいいと思いますが。

わたしの周りにも、そもそもそんなにパソコンが好きではなかったけどSEという言葉の響きに魅力を感じて転職してきた方がいましたが、気がつくと辞めてました。たしか3ヶ月くらいだったと思います。

まとめ

SEへの転職を考えている方向けに未経験可の求人数が多い転職サイトをまとめました。

ジョブセンスリンクが圧倒的に断トツの求人数です。未経験からのSE転職を考えている方はまずはここで、どういった求人があるかチェックしてみるといいでしょう。

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