「会社を辞めたい・・・」
「けど次の会社が決まっていないまま辞めるのは怖い・・・」
そんな方のために、今の会社に在職しながら転職する方法を紹介していきます。一番怖いのは会社に転職活動していることがバレることですよね。その辺りを中心に詳しく解説します。
目次
仕事しながら転職は可能?
仕事しながら転職することは可能です。というか、仕事をしながら転職活動をする人の方が多いというデータがあります。
@typeが行なった「転職活動は「在職中派」「退職後派」?」とい問に対して7割の人が「在職中」と答えています。仕事をしながら転職活動を行い、転職先が決まれば退職の手続きを取るといった流れですね。
仕事しながらの転職活動について、メリットでデメリットをまとめました。
仕事しながら転職活動するメリット
仕事をしながら転職活動をする人のメリットから紹介します。
お金が安定する
会社を辞めて転職活動すると、ものすごいスピードでお金がなくなります。都内であれば、面接する場所までの電車やバスでの交通費などがかかりますよね。面接が始まる時間の前にはあらかじめ下見などをして場所を調べる為に早めに到着をしておかなくてはなりませんから、時間を潰して待つ場所での喫茶店代など、思わぬ出費もあります。
社会保険から健康保険に切り替えます。住民税も会社が代引きする予定だった分を払えと、数十万単位の請求が来ます。(初めて退職する人は要注意です笑)
月々の生活費もバカになりません。
100万円くらいの貯金じゃ数ヶ月でなくなってしまうのです・・・。
会社に在籍していれば、お金に関してはひとまず安心できるでしょう。普段の生活に交通費などが少し上乗せされる程度で済みます。
お金が安定すると精神も安定するので、面接の場でも冷静に受け答えができることでしょう。お金が減っていく感覚を味わったことがない人は分からないと思いますが、「もう死ぬしかないのか・・・」と思うほど精神的に絶望していきます笑
職歴に穴が開かない
何か月も転職出来なかった場合、その期間は職歴の穴となって、転職をする時に面接で、「この空白期間は何をされていたのですか?」と聞かれる事になります。例え転職活動のための空白だったとしても、それだけ面接で落ちまくる人は何か問題があるに違いないとマイナスの評価から入ります。
会社を辞めて数ヶ月は、お金もあり未来の希望に溢れた自分を想像することで楽しみながら転職活動できるでしょう。しかし、中々転職先が決まらない、何回も面接に落ちる、お金もどんどん減っていく。仕事が決まらないという不安から焦り、企業のレベルを下げるも決まらない・・・。
こうなるともう泥沼ですね。空白の期間がどんどん増えていきます。
会社に在籍したままであれば、「いい会社があれば転職するか」と気持ちに余裕を持って転職活動できますが、退職後であれば日が経つにつれて会社のレベルを落として、結局は前の会社にいたほうが良かったと後悔する人もたくさんいます。
会社にバレずに転職活動する5つのポイント
在職しながら転職活動したいところですが、一番の嫌なのは会社に勘付かれることですよね。「あれ、あいつ隠れて転職活動してるんじゃね?」ってなれば会社に居づらくなります。
そこで、仕事しながらでもバレずに転職活動するためのポイントをまとめました。
早く帰る習慣をつける
早く帰るキャラになりましょう。
「〇〇の習い事を始めました。」など、もっともらしい理由を用意するといいでしょう(実際に始めると説得力もましてなおグッド)。
早く帰るキャラクターが定着したら、めっちゃ帰りやすくなります。
わたしは「今日は、合コンなんで・・・」というと「頑張れよ!」と言われるまでに笑
面接時間は夜にしてもらう
仕事しながらであれば平日の日中は絶対に不可能ですよね。
面接の時間は夜にしてもらえるように頼んでみることが基本です。土曜や日曜でも対応してもらえる場合もあるので聞いてみましょう。
相手は時間外の対応になるので、感謝の言葉は忘れずに。
求人管理は転職エージェンに丸投げ
求人を隅から隅まで探している時間はありません。転職エージェントに自分に合いそうな求人をひたすらにピックアップしてもらいましょう。
転職エージェントは、転職のプロです。わたしたちの転職をサポートし、内定まで導くことで報酬を得ている転職の仲介業者になります。
参考 → 転職エージェントが無料な理由
最初に面談しなければならないのが面倒ではありますが、あとは合いそうな求人を次から次へと紹介してくれます。わたしは転職エージェントを求人の自動紹介マシーンとして活用していました笑
面接のスケジュールなんかの調整もやってくれます。本人が言いにくいことも言ってくれるので意外と頼りになりますね。
本業に忙しいみなさんも転職エージェントとよりよい付き合いを模索されることを期待します。
参考 → 転職エージェントを登録の難易度で比較!断られにくいのはどこ?
急にスーツは怪しい
急に綺麗なスーツを着て行くと、「この後に何かあるのではないか」と疑われます。
普段からキレイ目のスーツにしておくか、仕事の終わりに着替えられるようにコインロッカーに隠しておきましょう。
わたしも面接の日は駅のコインロッカーにスーツを入れて出社ていました。
有給は計画的に
有給を使いすぎると怪しまれます。ここぞという本命の企業に合わせて取得することをおすすめします。
仕事しながら転職活動が難しいケース
ここまで紹介した内容は、割とホワイトカラー寄りの企業のケースですね・・・。わたし「合コン行ってきます!」上司「頑張れよ!」って送り出してくれる会社は、他の会社から見ると信じられないかもしれません。
「有給を取りにくい。」「定時に帰るなんて地球がひっくり返っても無理。」みたいな人は、転職するためには辞めるしかないでしょう・・。
有給を簡単に取れない、残業が鬼のようある、パワハラまがいの言動がある、談合のような異様な空気感がある、みたいな会社は、転職活動をしたくても物理的に無理な状況にあるので、時間を作るために辞めるという選択肢が必要となります。
失業保険をもらい、なんとかお金を繋ぎながらより良い転職先を探すことだけに神経を注ぎましょう。
まとめ
仕事しながら転職活動する方法を紹介しました。最後の方はちょっとネガティブな内容になってしまいすみません。
個人的には早く帰る習慣をつけることが一番大事だと思います。定時に帰るにはどうすればいいかを必死に考えて行動するようにしましょう。そうやって行動している内にもしかしたら今の会社が好きになっていく可能性もありますが。・・・いや、ないか笑